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2018年4月 6日 (金)

地域のお仕事~今年からは理事

 世界中を旅しても、あるいはどこかで暮らしても、その土地に馴染むには、時間がかかる。

 ましてや根を張るように暮らすのには、海外でなくても、日本の都会でも、なかなか難しいものかもしれない。
 いつまでも異邦人というか、その土地の者にはなれない。
 下田に越して今年で16年目になるのだが、人材不足の折から、本来なら土地の者がなるべき役職に就くことになった。
 区の理事である。
 下田市は大きく六つの地区に分かれ、さらに地区の中に区があり、区の下が隣組というかたちになっている。
 隣組が町内会といった感じだ。
 区は、区長と区長代理、それに7名の理事、事務員、2名の監事で役員を構成している。
 僕が任命されたのは、理事で2年間務める。年間数万円程度の報酬が出る。
 主な役目は、区の行事の裏方仕事と、回覧板の各組長への配布、もっとも大変と言われているのが、夏の海水浴場の管理で、海の日から八月の終盤まで四十数日間時間を取られる。これはもちろん、別途報酬が出るのだが。
 さっそく今日は、初めての回覧板配り。先日までに各組長さんが提出してくれた名簿にしたがい、事務員さんが必要枚数を仕分けしてくれた広報などを受け取り、これを各隣組長宅7軒に配るのだ。
 出かけたら、突然雨が降ってきたので、明日にしよう。
 これが毎月、ほぼ二回ある。
 GWには鯉のぼりを上げ、五月は一斉清掃、夏は毎日出ずっぱりで、9月は一斉清掃と、イベントの警備、敬老会の準備、10月は祭の裏方、11月は区の文化祭、12月と3月は防災訓練、1月には総代会があり、2月は臨時総代会、3月に隣組長引継ぎ会がある。
 さらに毎月理事会もあるらしい。
「理事さんは、大変なのよね。ご苦労様です」
 みんな任務の多さを知っているので、気の毒がって、慰めてくれるほどである。
 本来なら65歳から70歳までの、それなりの人物が選ばれる習わしなのだが、人材難で、僕が最年少で選ばれた。
 下田に来て16年目。
 僕もこの土地に根を張り始めたのかもしれない。
 雨が降ったりやんだりのねずみ色の空を見上げて、そんなことを思うのである。
 ただこれが意外に、僕にとっては楽しそう。
 これまで散々地元の新聞に出ているので、僕が知らない相手でも、僕のことを知って下さっているのがありがたい。
 そして早くも、知り合いの区民の方から、夏の海水浴場の運営に関して、改善リクエストをいただいたのだが、どこまで、この立場でできるかは不明だ。
 とにかく、骨身を惜しまず、尽くしてみようと思っています。
 田舎では、実はこうした仕事が、人々の日々の暮らしのために、欠かせないのです。

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コメント

大五さん、頑張ってくださいね。
夏の海の家のことなど、多くの人が問題の根幹にあると考える区の海の利用の仕方を念頭にいつかお話を聞きたいです。

数年後には政治家になってたりして(笑)。

投稿: 澤地 | 2018年4月 7日 (土) 08時07分

あはは、どうだろう? 浜の問題、下田のビーチリゾート化は、簡単ではありませんね。まず海水浴場からビーチリゾートへの考え方の転化、啓蒙が必要です。その上で市、警察、海上保安、県、区、漁協、ライフセーバー、関連事業主との調整になります。権利や予算、管理、利益配分等、議題は多いです。数年かけて、やれたらいいなと思っています。まず今年は、内部状況の把握です。その機会を区からいただいたのかも。

投稿: | 2018年4月 7日 (土) 08時45分

ボトルネックと言われる部分が’区’と今まで聞いてきました。
大五さんがその核心部分に入っていくなんて凄く楽しみです。
応援しています!!

投稿: 澤地 | 2018年4月11日 (水) 11時47分

まずは事情を知り、信頼関係を築くことが大事です。毎月集まりがありますので、いろいろな意見が聞けると思います。最終的には下田市夏季対策協議会の発展的展開が必要になってきますが、これは次のステップでしょうね。

投稿: | 2018年4月11日 (水) 17時19分

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