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2018年2月 2日 (金)

旅行者の話は面白い!

 先日大阪で行ったトークショーの3件目はワンダラーズ大阪でした。

http://wandererslife.jp/
 中の島にあるかなり古いメリヤス会館の建物で、煉瓦作りのそれは、昭和初期の建築。
 年季の入ったモダンな階段を上がった四階にある。
 20人くらい集まってくれて、中はぎゅう詰めで、さながらどこかのゲストハウスで無駄話をするような雰囲気になりました。
 最初は僕が話したのだが、メンツを見れば、知っている人だけでも面白い話が聞けそうだと思った。
 そこで、話の中盤以降は、来てくれた人たちに話をしてもらいつつ、僕が間の手を入れる感じで、展開させることにした。
 するとこれが面白い。
 キューバの話になって、トップバッターはFさんである。
 Fさんは、戦場ジャーナリストの加藤健二郎氏の旧友で、ニカラグアの内戦をうろついた猛者である。
 それから三十年も経った今では、猛者の面影はなく、いや、当時の写真を見ても、どちらかというとやさ男の印象だった。
 ニカラグアあたりで、女性兵士にモテモテだったと加藤さんは言うが、真相は明らかではない。
 そんなFさん、会社の長期休暇制度を利用して、昨年しばらくキューバを始め、中米を旅していたのだ。
「キューバでは、広場にみんな集まって、電波のよさげなところを探して、WIFIをやるんです。アメリカ人旅行者? トランプになって少なくなったようですね。海外から民宿の予約は難しいですが、行けば、たいがいありますね」
 キューバの治安は断然いいのだが、中南米となるとそうはいかない。
 次はDちゃんに話を振った。
「コロンビアはまだよかったですが、サルバドルの治安は最悪でしたね。ゴミが町を舞っていて、殺伐とした印象でした。夜は出歩かないのが賢明でしょう」
 ……なるほど。
 すると次に話に出たのは、Nさんのサハ共和国話である。
 ロシアの世界でもっとも寒い地域と言われる。
「ヤクーツクまで飛行機で飛んで、さらにそこからある村に行きました。ネットを駆使して、サハの人はいないか探しまくったら、その村にいる学校の先生と知り合ったのです」
 そしてやりとりし、宿や食事、車を用意してもらった。
 いまどき、ロシアもかなり自由に旅行ができる。
 ビザを取って、いざ、極寒の町である。
「マイナス30℃近かったです。でも先生のおかげで300人程度の村ですが、よくぞ来たって、毎日宴会続き、学校で講演もしてきました! 寒くても一応外を歩きました。もちろん寒かったです」
 ここでKさんのクルディスタンの話が登場である。
 イラク北部に位置し、アルビールを首都にして独立しようとした地域だ。
「その頃は、アルビールに中東から直行便が出ていたのです。全然安全! 食料もホテルも普通にあって、ごく普通の中東の町でした」
 危ないイメージの中東だが、その昔から戦争さえ起らなければ、旅がしやすい。痴漢の多さが玉にきずという国がほとんどである。
「でも独立したいって宣言したとたん、中東各国から非難を浴びて、直行便もなくなったので、今は陸路でトルコから入るしかないです」
 そんなところに、普通に行け、しかも安全だと言うのだから、さすがに旅行者の話は面白い。
 最後にHさんである。彼女は中央アフリカに招かれて行っている。
「道はガタガタ、シャワーはなく、溜め水で水浴びします。電気は時間制、写真も許可制、レストランもあまりありません。移動の途中はバナナで食いつなぎ、危険なせいかSPが二人つきました。ゴリラと背の低い民族はいますが、観光はまだまだです。カメルーンから入ります」
 ここまで来ると、意識が遠くなりそうなほど、世界の面白さはいまだ健在である。
 こんな旅行者たちの話を、みなさんも聞いてみたいとは思いませんか。
 無茶苦茶面白いです。
 そんな企画があったら、僕が是非司会をうけたまわりますので、どうぞよろしくね。
 というか、ちょくちょくやってみたいです。

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