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2018年1月19日 (金)

黒船が来た町で、子供たちに伝えたいこと

 僕の住む伊豆の下田は、黒船でペリー提督が来たことで知られる。いわゆる「開国のまち」。

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 1953年、日米和親条約が締結されると、即時開港され、3年後には、はじめてのアメリカ領事館も置かれた。
 初代公使はタウンゼント・ハリス。ここに三日間だけ通ったのが、唐人お吉で、後に小説になり、すっかり有名になった。
 戦前には、黒船にちなんで、アメリカも巻き込んだ「黒船祭」が開催されるようになり、今でも5月には、米大使や第七艦隊の司令官など、お越しになるほどである。
 人口2万人余の小さな町にしては、堂々たる存在感で、きれいな海も相まって、この町は観光の町になったのだ。
 今日から四週連続で、こんな下田の中学校で講演する。
 というのも、今年が、下田とニューポートの姉妹都市60周年にあたるからである。
 僕が子供たちにも地元の歴史を知ってもらいたいと話すと、ボランティア団体である「ニューポートクラブ」のみなさんや、市教育委員会が賛同してくれ、開催されることになった。
 日本が「失われた二十年」を過ごすうち、世界は、いや、特にアジアは様変わりした。
 IT技術を使って町は発展し、人々の暮らし向きも格段に良くなった。
 2017年には、中国から香港も含めて950万人もの観光客が訪れるようになっている。
 ところが日本は相変わらず内向きである。時給も韓国より下になり、気が付けば、「先進国と言えますか?」というような状況である。
 それなのに、相変わらず日本礼賛ばかりでは、いい加減飽きましたね。
 こんな世間の風潮には……。
 開国の時代と同じく、しっかりと世界を見つめていくこと。そろそろ外向きにチェンジする時なのではないのでしょうか。
 それを世界を知っている者たちが、子供たちにも話して伝えていく。
 失われた二十年では、そんな取り組みが少なすぎたのではあるまいかと、反省しているところであります。
 だから年末のテレビ番組で、「ブラックフェイス」のようなことをして、しかも無知が、大手を振って歩くような醜態を示すことになったのではないかなあ。
 
 そんなことはともかく、世界は実に面白い。
 下田の町の歴史を伝えることで、子供たちの目が世界に向かって見開くような話をしてきたいと思います。

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