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2016年3月14日 (月)

静岡県はエライ!(防潮堤建設問題で県の責任者がご返答をくださいました)

 静岡県はエライ!

 先月、防潮堤建設に関して、担当になる静岡県に「防潮堤建設と伊豆ジオパークは両立しないと思いますけど」という質問文を送ったところ、今日、メールで、担当となる下田土木事務所所長から回答が寄せられたのだ。
 防潮堤建設は景観の問題という軽い受け止め方でなく、「自然破壊そのものである」という認識は、まだまだ薄い。
 そして地元だけでなく、首都圏に多い伊豆ファンも議論の中に加わっていただき、様々な意見を言い合う。決定は地元と市、県がするにしても、誰でも参加できる意見交換の場が必要だ。
 どのように周知し、意見交換の場を設けるか。
 これはとても難しい。
 利権が絡むので、どうしたって「おまえらは黙ってろ!」という旧来型の日本恫喝民主主義が幅を利かせる。とくに田舎ではそうである。議論を嫌い、自分たちの都合のいい方に引っ張ろうという政治圧力が生まれる。
 正直、静岡県は防潮堤建設提案に関して、市民へのアプローチを誤った。
 今後の対応が期待される。
 ここに芹澤郁雄下田土木事務所所長の回答文を掲載します。↓
岡崎大五 様
このたびは、静岡県の行政に対し、貴重な御意見をいただき誠にありがとうございます。
 賀茂振興局長宛てに御意見をいただきましたが、担当であります下田土木事務所長から回答させていただきます。

静岡県では、第4次地震被害想定とその対策となる「地震・津波対策アクションプログラム2013」により、県民の生命・財産を守るようハード対策とソフト対策を関係市町とともに進めています。
これに関係して、現在、下田土木事務所と賀茂地域の各市町は、「静岡方式」による津波対策として、「津波避難体制の整備」や「防潮堤等の整備」等について、地域の皆様と情報を共有し、地域に実情に合った津波対策(避難対策・防潮堤等)を検討していく場として、各地区で津波対策検討会 地区協議会を開催しているところです。

 この中では、現在、想定されるレベル1津波に対して、「防潮堤が必要であるのか」、「必要ないのか」。また、必要であるならば、「どの程度の高さがこの地域の生活・環境・景観・利用等から考えられるのか」を地区の代表・漁業者・観光業者・防災関係者等と市町及び県により、意見交換を進めているところですが、これは防潮堤の整備を前提としているものではありません。

 また、今後、各地区の住民への説明会やアンケート等を通じて、多くの方々の意見を伺うとともに、ホームページ、回覧板、オープンハウス等を通じて、「静岡方式」による津波対策についての周知を図っているところであります。

海岸保全基本計画は、平成15年7月に初めて策定した際に、「周辺の自然環境や背後の地域景観との調和を図るデザインとするなど変化に富んだ海岸景観に配慮する」こととしています。その後も平成26年7月に変更を行っている中で、「施設整備にあたっては地域住民と合意形成を図った上で、減災効果や海岸利用・環境・景観・経済性等を総合的に検討していく」ことを記載していますので、以前からも環境・景観に配慮し進めております。

なお、ジオパークは、持続可能な開発の理念とともに、特異な地質に起因する災害に関する理解や対策を地域に浸透させていく取組でもありますので、このたびの津波対策の検討に当たっては、こうしたジオパークの理念、思想を踏まえていく必要があると考えております。

 今後とも、静岡県の行政に御理解、御協力をお願い申し上げます。

平成28年3月14日
下田土木事務所長 芹澤 郁雄

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